社外取締役 - 西口泰夫プロフィール

1975年 京都セラミック㈱(現京セラ(株))入社

1999年 同社代表取締役社長

2005年 同社代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)

2006年 同社取締役相談役

2014年 ㈱ユーシン精機社外取締役 (現任)

2015年 ㈱ソシオネクスト代表取締役会長兼CEO

2016年 山田コンサルティンググループ㈱社外取締役 (現任)
 

ユーシン精機の強みと成長機会について

西口:射出成形されたものを、高速で安定的に取り出すという基本の事業において、お客様である成形品の業界は多岐にわたります。例えば電子部品、医療、食品など幅広く、これが当社の強みとなっています。

 

小谷:自動車業界は現在でも主要なお客様ですが、自動車の電気自動車化が進むと、軽量化が課題となりますから部品がほとんどプラスチック化され、プラスチック成形業界には、さらにチャンスがあります。

 

西口:取出ロボットの分野において、マーケットの変化に追従することにより、ビジネスはまだまだ成長すると考えます。さらに射出成形品を取り出すことに限らず、いろいろなものを取り出すハンドリングの分野でも成長の可能性があると思います。また取出ロボットにAIを取り入れることにより可能性が非常に広がります。

 

ユーシン精機の成長について

西口:部門間の連携を強化していくプロジェクトを発足されました。部門を超えて議論を深めることにより、経営を強化していくことに取り組まれています。議論を通してユーシン精機としてこのように進んでいくという絵が出来ればと思います。

 

ガバナンスについて

小谷:数年前から社外役員が増えて世界が広がり社内の人が変わってきたと感じています。現在は社外取締役が3名、社外監査役が2名ですが、西口さんのような大会社の社長ご経験者、機械工学の専門家、機関投資家経験者、公認会計士、情報技術の専門家、と多様な構成となっています。取締役会では皆さんがはっきりと意見を述べられ、議論が活性化されています。

 

西口:当社は数年の間に、規模的にも、経営の質においてもスケールを大きくしていくという方針があります。それにふさわしいコーポレートガバナンスを変化させながら構築しつつあると思います。

 

小谷:本年度からは執行役員に若手が入り、更なる活性化をはかっています。