次世代育成支援
文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」(先進的な理数系教育を実施している高等学校などとして国が支援)の指定を受けておられる立命館高校では、2003年度からSSHプロジェクトの一環としてJapan Super Science Fair (JSSF) が開催されています。
JSSFは、「世界のために科学の力で貢献する使命感」「将来の活躍のためのネットワーク」「未来に向けての大きな夢」を得てもらうことを目的として、世界中からの参加生徒が国際的な舞台で科学交流を行う学生国際会議であり、研究発表を中心に、科学ワークショップや科学講義など、科学的かつグローバルな考え方を刺激する様々な活動を通じて共に学ばれています。
このプログラムの一部である企業見学において、当社も2012年から10回にわたり、立命館高校をはじめ世界各国の高校生を受け入れています。工場見学や技術的なプレゼンテーションを通して、参加者のグローバルな視点と科学教育の学習意欲の向上につなげていただければと考えています。
大規模都市災害における救命救助活動を題材としたロボットコンテストである「レスキューロボットコンテスト」は、防災・減災についての社会啓発およびロボット技術の向上を通した人財育成を目的として2001年から開催されており、当社は2016年から協賛しています。
近隣高校で開催されたエッグドロップワークショップ※に当社からエンジニア3名を派遣しました。
参加した高校生と一緒にアイデアを出し合い、当社エンジニアからも技術的なアドバイスを行いました。
高校生にとって普段関わりの少ない製造メーカーなどと協働し、ものづくりを身近に感じてもらえるイベントとなりました。
※決められた材料を使って落下の衝撃から卵を守るプロテクターを制作するワークショップ
京都産業大学のO/OCF-PBL(課題解決型授業)に参加しています。
大学生のキャリア形成支援を目的とした実践指向型学習であるこの授業において、2023年度は当社から「 社員の確実な成長を促進するための研修プログラムはどのようなものか?」 といった課題を提供しました。
約6ケ月の間、当社社員と共に課題の解決に向けたグループワークやフィールドワークに取り組み、実社会で必要となる心構えやスキルを培っていただきました。
当社では学生の皆様のキャリア形成支援に係る取組みとして、開発現場の最前線を体感できるインターンシップを開催しています。
開発本部の各部署が受け入れを行い、設定されたテーマごとに実験やシミュレーション・プログラミングやソフトウェアを利用した構造解析などを実施し、その成果発表を行うとともに、業界や企業理解につながるグループワークを実施しています。
開発業務の一連の流れを体験し、大学などでの学修と社会での経験を結びつけることで、学修の深化および職業意識の醸成につながる機会を提供するものとして、今後も取組みを進めてまいります。
当社は、京都弁護士会が司法修習のプログラム内で提供している「インハウス修習」(インターンシップ)の趣旨に賛同し、2022年度より司法修習生を受け入れています。
当社所属の弁護士のもと、今後企業へリーガルサービスを提供する側として必要な視点を感じとっていただけるように、法務業務を軸とした様々な業務を経験いただいています。企業運営の仕組みを知り、また、企業におけるステークホルダーとのコミュニケーションを体感できる場を提供しています。
地域とのつながり
当社ショールーム「IN→POSSIBLE」にて、近隣地域の文化交流団体を対象に、見学会を開催しました。
当日は会社紹介や機体展示を通じて、当社の企業姿勢や技術の総合力を体感していただきました。
近隣地域の皆様とのコミュニケーションを大切にするべく、今後も様々な視点で取組みを進めてまいります。
※ショールームは完全予約制となります。見学などのご希望に添えない場合もございますので、予めご了承ください。
アメリカ子会社YUSHIN AMERICA, INC.は、「Manufacturing Day」に参加しています。このイベントは、アメリカ経済における製造業の価値を高めるために、毎年10月第1金曜日に全米各地で開催されています。
地元の企業や大学、高校などから工場へ来社いただき、取出ロボットが製造現場でどのように役立っているのかの説明や、制作現場、設計手法などの紹介を行っています。当社について知っていただく良い機会となるだけでなく「とても興味深かった」というお声とともに、地域の方々とコミュニケーションを図る場にもなっています。