当社グループは、多様な人財の価値観・考え方を活かした組織づくりを通じて、持続的な成長および中長期的な企業価値の向上に取り組んでいます。
企業理念の浸透を軸に、多様な人財の採用・育成を進め、従業員一人ひとりが特性や能力を最大限発揮し、活き活きと働き続けられるための環境づくりを目指しています。
将来にわたって重視していく企業理念や目指すべき方向性を定め、更なる成長と飛躍を目指すため、コーポレート・アイデンティティ(CI)活動を進めています。この活動では、「まず、想いにとどく」をコンセプトに、大切にしていく考えや行動指針を明確化しています。
トップマネジメントや経営幹部によるコミュニケーション、職場における対話、若手を主体としたブランディング活動、優良事例の共有など、グループ全体でCI浸透に取り組んでいます。
【 取組み実績 】 |
2020年度~ 2021年度~ 2023年度~ |
CI策定、新人事制度開始、CI浸透度調査 |
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ブランディング研修では、CIの内容を具体的な行動に落とし込むためのケーススタディやグループディスカッションを通じて、具体的な実践方法を学習しています。
CI活動と連動して策定した新人事制度において、中核人財を含む、期待される人財像を明確化しています。
それぞれの職務に期待されることを、成果責任、人財育成・成長、風土醸成といった観点で定義しており、適材適所の任用・配置を行っていくとともに、メリハリのある人事処遇を図っています。
同人事制度においては、努力・チャレンジの奨励や、成果に対する適切な評価・処遇を掲げ、成長のステージに応じて支援するための教育制度の充実や、仕事のやりがい・働きやすさの向上などのための環境づくりを推進しています。
人財育成ポリシー
(a) コーポレート・アイデンティティ(CI)に基づく行動指針を体現・実践できる人財の育成 (b) キャリアのステージに応じた学びと成長の継続支援 1. ビジネス基礎能力開発、2. キャリア開発、3. 専門能力開発、4. リーダーシップ開発 (c) 期待する役割の定義、職務を通じた成果達成の促進 (d) 努力・チャレンジの奨励、ステップアップにつながる様々な機会や場の提供 (e) 個々の「キャリアデザイン」の実現のサポート |
人財の多様性確保・ダイバーシティマネジメントの観点から、従来の社会や会社内におけるスタンダードにとらわれず、多様な属性や価値観を尊重し、人財を活かすことを重視しています。
具体的な取組みとして、「男女が等しく活躍できる就労環境づくり」、「性別・国籍を問わない採用、重点職種におけるキャリア(中途)人財の採用」、「多様なメンバーの努力・チャレンジを引き出す制度・環境づくり」、「両立支援のサポート」などに取り組んでいます。
女性活躍推進の観点からは、女性活躍推進法に基づく行動計画を定め、「新卒採用における女性採用の維持・強化」、「男性社員の育児休業取得の強化」に取り組んでいます。
具体的な取組みとして、「働くパパママ社員のためのYUSHIN育児制度BOOK」の配付、男性の育児休業取得促進のための講演、育児休業中の従業員向けの情報交換イベントを設け、出産や復職における不安軽減にも努めています。
グローバルレベルでの多様性確保の観点からは、海外に多くの拠点を有しローカル化を推進しており、中途採用者・外国籍の人財活用に積極的に取り組んでいます。
なお、これらの取組みを進めるうえでの基軸として、人権尊重の取組みをグループ全体で推進し、その責務を果たしていく指針である「YUSHINグループ人権方針」を策定し、ステークホルダーへの周知を図っています。
当社ではキャリアのステージに応じた階層別の教育プログラムを提供していますが、より一層実効性のある教育・研修の実施により個人の成長確度を高めるとともに事業成長を支える組織基盤づくりを進めることを目指し、プログラムの拡充・見直しを行っています。
具体的には、各階層で求められるありたい姿や行動特性などを再定義した上で、必要な研修要素の抽出を行うなどの抜本的改革を進めています。経営環境や市場環境の変化にも柔軟に対応し、価値創出を担うことができる人財育成強化のため、教育プログラムの充実に取り組んでまいります。
ユーシン精機の教育プログラム
中長期経営目標の達成およびその先の更なる持続的な成長に寄与する組織づくりのため、部長級向けの研修を実施しました。これまでより一層主体的に経営に携わり、自らの組織を動かし、立てた計画を実現するための戦略策定に関する内容を学び、半年間におよぶ取組みの成果として、研修後も自身で戦略策定できる能力を獲得しました。
課長級向けの組織マネジメント力強化を目的とした研修や、一般社員向けの自律的なキャリア開発を促す研修を実施するなど、事業成長を下支えする強固な人・組織づくりのための新たな研修運営にも取り組んでまいります。
組織力を更に高めるための課題発掘・施策検討に関して、PDCAを意識しながら進めるため、従業員向けアンケートや組織診断サーベイを実施しています。
個人の持っている強みや能力を活かし、会社の持続的成長に貢献できる「人財力」の底上げにつなげるべく、エルダー・カウンセラー制度を通じた若手社員の重点サポートや従業員に対するキャリアサーベイに取り組んでいます。
社員主体での提案・チャレンジ活動を応援し、取組みを促す制度を整備しています。
- 業務改善を促進する「改善提案制度」
- 創造性・主体性を持った人財を養う「イノベーションプロジェクト活動提案制度」
(例) オフィスカジュアルプロジェクト/副業・兼業の許可基準創設プロジェクト
従業員からの「あったらいいな」という声を積極的に拾い上げ、働き方改革によるワークライフバランスの向上や福利厚生の強化に取り組んでいます。また、チームワークやコミュニケーションの活性化に向けたオフィス・工場の施設環境づくりも重視しています。
健康で活き活きと働ける職場環境づくりを目指して、産業保健体制の整備、必要な安全衛生教育・訓練の実施、各部署における労働安全性強化のための取組みを進めています。
当面、人的資本強化に向けた基盤づくりとして、次の目標に取り組んでまいります。
【持続的成長に向けた組織づくり】
指標・項目 |
1. 企業理念の浸透・実践強化に向けたプログラムの実施 |
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目標 |
2023年度 プログラム対象者参加率100% |
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実績・活動 |
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指標・項目 |
2. 組織力強化に向けた従業員参加型のサーベイの実施 (課題把握、施策検討) |
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目標 |
2023年度 サーベイ参加率90%以上 |
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実績・活動 |
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【多様な人財の確保・育成、ダイバーシティマネジメントの強化】
指標・項目 |
3. 多様な人財の確保・育成のための戦略・施策強化 |
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目標 |
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実績・活動 |
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指標・項目 |
4. 女性活躍に関する指標 (1) 役員・管理職に占める女性比率 (2) 新卒採用者に占める女性比率 (※) |
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目標 |
(1)役員・管理職に占める女性比率
(2)新卒採用者に占める女性比率 |
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実績・活動 |
(1)役員・管理職に占める女性比率
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指標・項目 |
5. 男性従業員の育児休業取得率(※) |
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目標 |
2025年3月までに20%以上を達成 |
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実績・活動 |
2023年4月~2024年3月 72.7% |
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(注)(※)は女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画における開示済目標です 。