当社は、多様な人財の価値観・考え方を活かした組織づくりを通じて、持続的な成長および中長期的な企業価値の向上に取り組んでいます。
企業理念の浸透を軸に、多様な人財の採用・育成を進め、従業員一人ひとりが特性や能力を最大限発揮し、活き活きと働き続けられるための環境づくりを目指しています。
将来にわたって重視していく企業理念や目指すべき方向性を定め、更なる成長と飛躍を目指していくため、コーポレート・アイデンティティ(CI)活動を進めております。「まず、想いにとどく」をコンセプトに、大切にしていく考えや行動指針を明確化しております。
トップマネジメントや経営幹部によるコミュニケーション、職場における対話、若手を主体としたブランディング活動、優良事例の共有など、グループ全体で浸透活動に取り組んでいます。
CI活動と連動して策定した人事制度において、中核人財を含む期待される人財像を明確化しています。
それぞれの職務に期待されることを、成果責任、人財育成・成長、風土醸成といった観点で定義しており、適材適所の任用・配置を行っていくとともに、メリハリのある人事処遇を図っています。
同人事制度においては、努力・チャレンジの奨励や、成果に対する適切な評価・処遇を掲げ、成長のステージに応じて支援するための教育制度の充実や、仕事のやりがい・働きやすさの向上などのための環境づくりを推進しています。
人財育成ポリシー
(a) コーポレート・アイデンティティ(CI)に基づく行動指針を体現・実践できる人財の育成 (b) キャリアのステージに応じた学びと成長の継続支援 1. ビジネス基礎能力開発、2. キャリア開発、3. 専門能力開発、4. リーダーシップ開発 (c) 期待する役割の定義、職務を通じた成果達成の促進 (d) 努力・チャレンジの奨励、ステップアップにつながる様々な機会や場の提供 (e) 個々の「キャリアデザイン」の実現のサポート |
人財の多様性確保・ダイバーシティマネジメントの観点からは、従来の社会や会社内におけるスタンダードにとらわれず、多様な属性や価値観を尊重し、人財を活かすことを重視しています。
具体的な取組みとして、「男女が等しく活躍できる就労環境づくり」、「性別・国籍を問わない採用、重点職種におけるキャリア(中途)人財の採用」、「多様なメンバーの努力・チャレンジを引き出す制度・環境づくり」、「両立支援のサポート」などに取り組んでいます。
女性活躍推進の観点からは、経営人財への女性の登用に加えて、女性活躍推進法に基づく行動計画を定め、「新卒採用における女性採用の維持・強化」、「男性社員の育児休業取得の強化」に取り組んでいます。
具体的な取組みとして、働くパパママ社員のためのYUSHIN育児制度BOOKの配付、男性の育児休業促進のための講演、育児休業中の従業員向けの情報交換イベントを設け、出産や復職における不安軽減にも努めています。
グローバルレベルでの多様性確保の観点からは、海外に多くの拠点を有しローカル化を推進しており、中途採用者・外国籍の人財活用に積極的に取り組んでいます。
なお、これらの取組みを進めるうえでの基軸として、人権尊重の取組みをグループ全体で推進し、その責務を果たしていく指針である「YUSHINグループ人権方針」を策定し、ステークホルダーへの周知を図っています。
従業員のキャリアステージに応じ、必要な能力の開発・定着に向けた教育に力を入れています。
ビジネス基礎力を習得することを目的として、「ビジネススキルアップ研修制度」を設けています。
担当業務の遂行に必要な知識・スキルを高めるための教育を行い、自律的に能力・スキルの向上を目指せるよう支援しています。専門技能を高めるための計画的な教育や、実践的なトレーニング機会の提供、e-learning環境の充実にも取り組んでいます。
[マネジメント研修]
管理職のマネジメント力を高めるため、目標管理・評価、部下育成、ダイバーシティ、ハラスメントなどの各種テーマ別の研修を実施しています。
[次世代リーダー教育]
成長・チャレンジを牽引する人財を輩出するため、マネジメントに必要な問題解決力や意思決定力などを強化するリーダー育成教育を実施しています。
組織力を更に高めるための課題発掘・施策検討に関して、PDCAを意識しながら進めるため、従業員向けアンケートや組織診断サーベイを実施しています。
個人の持っている強みや能力を活かし、会社の持続的成長に貢献できる「人財力」の底上げにつなげるべく、エルダー・カウンセラー制度を通じた若手社員の重点サポートや従業員に対するキャリアサーベイに取り組んでいます。
社員主体での提案・チャレンジ活動を応援し、取組みを促す制度を整備しています。
- 業務改善を促進する「改善提案制度」
- 創造性・主体性を持った人財を養う「イノベーションプロジェクト活動提案制度」
従業員からの「あったらいいな」という声を積極的に拾いあげ、働き方改革によるワークライフバランスの向上や福利厚生の強化に取り組んでいます。また、チームワークやコミュニケーションの活性化に向けたオフィス・工場の施設環境づくりも重視しています。
健康で活き活きと働ける職場環境づくりを目指して、産業保健体制の整備、必要な安全衛生教育・訓練の実施、各部署における労働安全性強化のための取組みを進めています。
当面、人的資本強化に向けた基盤づくりとして、次の目標に取り組んでいきます。
持続的成長に向けた組織づくり
指標・項目 |
1. 企業理念の浸透・実践強化に向けたプログラムの実施 |
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目標 |
2023年度 プログラム対象者参加率100% |
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実績・活動 |
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指標・項目 |
2. 組織力強化に向けた従業員参加型のサーベイの実施 (課題把握、施策検討) |
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目標 |
2023年度 サーベイ参加率90%以上 |
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実績・活動 |
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多様な人財の確保・育成、ダイバーシティマネジメントの強化
指標・項目 |
3. 多様な人財の確保・育成のための戦略・施策強化 |
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目標 |
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実績・活動 |
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指標・項目 |
4. 女性活躍に関する指標 (1) 役員・管理職に占める女性比率 (2) 新卒採用者に占める女性比率 (※) |
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目標 |
(1)役員・管理職に占める女性比率
(2)新卒採用者に占める女性比率 |
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実績・活動 |
(1)役員・管理職に占める女性比率
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指標・項目 |
5. 男性従業員の育児休業取得率(※) |
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目標 |
2025年3月までに20%以上を達成 |
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実績・活動 |
2022年4月~2023年3月 40% |
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(注)(※)は女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画における開示済目標です 。