当社は、環境負荷の小さい商品の開発に努めるとともに、人と環境にやさしい技術をもって環境保全に適合する商品の開発に取り組んでいます。
FRAシリーズ
一般社団法人 日本機械工業連合会が表彰する「平成30年度優秀省エネ機器・システム表彰」において、当社のハイエンド製品取出ロボットFRAが「日本機械工業連合会会長賞」を受賞いたしました。
「優秀省エネ機器・システム表彰」は、産業分野において省エネの積極的な推進が強く求められる中、機器や機械装置単体だけでなく、IoT時代に対応し、システム全体として省エネ効果を発揮するような新しい取り組みもにも積極的に表彰しようという姿勢の下で進められている表彰制度です。
同賞を受賞した「YCシリーズ」は、CAE（計算機支援技術）による最適設計で、ロボットの可動部質量を133.6kgから99.5kgに25.5％の軽量化を行い、これにより１サイクル当たりの消費電力を420Wから312Wに26％削減しました。さらに、エア消費量削減ツール「ECO吸着」(現在はSmart ECO吸着に進化しています)も標準装備し、工場エア消費量を１サイクル当たり19NLから4.8NLまで75％削減しました。また、振動減衰性能を向上させ取出アームの先端の振動を低減させることにより、減衰の待ち時間を72％削減しました。成形時のサイクルタイム短縮を実現することで、生産性向上に大きく貢献しています。
Smart ECO吸着は、吸着圧力を常時監視することで、吸着タイミングを最適化します。エア消費量を最大78％カットすることでエアーコンプレッサーの電気代削減、さらに設備費用削減を実現できます。